水イボとは

水イボは、正式には伝染性軟属腫と言い、ポックスウイルスによる皮膚感染症です。
特に乾燥肌やアトピー性皮膚炎のある患者さんに多く見受けられます。その理由としては、乾燥肌やアトピー性皮膚炎があると、皮膚の「バリア機能」が低下するため、細かな傷からウイルスが入り込みやすいことと、痒みで引っ掻くことにより、爪先からうつってしまうことなどが考えられます。夏は肌が触れ合う機会が多いため、感染が拡大する傾向にあります。
水イボの治療
専用のピンセットで一つずつ摘まみ、内容物を出す方法が一般的です。
ただし、痛みを伴いますので、この痛みを軽くする目的で麻酔のテープ(ペンレステープ)を貼ってから行います。数が少ないうちに除去すれば、お子様が怖がることなく治療ができますので、気になる箇所を見つけたらすぐにご相談ください。 一見家庭でもできそうな治療法ですが、除去後の傷からバイ菌が入る恐れもあるので、きちんと皮膚科での治療をお勧めします。