足白癬は3種類に分類されます
1. 趾間型(しかんがた)

足の指の間が赤くなり、かゆみが生じます 足の指の間、とくに薬指と小指の間が赤く腫れ、皮膚が白くふやけてジクジクし、赤くただれ、かゆみが生じます。水虫に一番多いタイプといわれています。
2. 小水疱型(しょうすいほうがた)

足の裏の土ふまずや、足の指の付け根に近い部分などに、小さな赤い水疱ができます。激しいかゆみをともないます。水泡が目立たず、薄い皮がむけるだけの人もいます。
3. 角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)

角質増殖型は稀な病型で、かゆみはありませんが、足の裏全体やかかとの角質層が厚く、硬くなっていきます。こすると皮がむけたり、あかぎれのようなひび割れを起こします。はがれた角質が床に落ち、そこから感染することがあります。
爪白癬

爪の先が厚くなり、黄白色に濁る爪水虫(つめみずむし)です。
爪の表面に光沢がなくなり、厚く白濁し、爪の質がもろくなります。他の爪に感染したり、治りにくいなどやっかいな水虫です。足の水虫をきちんと治療しなかったために、足の爪に白癬菌がうつるというパターンが多くみられます。
体部白癬
顔、体幹、手の甲、足の甲までありとあらゆる場所に繁殖する可能性があり、初期は虫さされのような赤いブツブツやカサカサができ、その後赤い輪となって広がります。かなりの激しいかゆみをともないます。
診断と治療
真菌顕教検査や培養検査を用いて真菌を検出し、外用薬にて治療を行います。硬い踵の水虫には、内服薬での治療を行うこともあります。安易な市販薬の使用でかぶれることもあり、きちんと診断をつけてから治療を開始することが大切です。