シミ・肝斑治療は外用薬と
内服薬の併用が効果的
一般的にシミと呼ばれるものには、複数の種類があります。 シミは加齢によりターンオーバーのサイクルが乱れ、紫外線により生成されたメラニン色素が正常に排出されずに色素沈着する事で作られます。
シミの治療は、レーザー治療のほかに、外用薬や内服薬での治療も可能です。当院では、医師がシミの種類を診察で診断し、患者様のご希望やご予算に合わせて、様々な治療法をご提案させていただいております。
また、頬に左右対称にできるモヤッとしたシミ、くすみは肝斑の可能性があります。肝斑もシミの一種ですが、紫外線だけでなくホルモンバランスも関係するといわれています。肝斑の場合は、通常のシミ治療とは少し異なり、まずは外用薬や内服薬で治療する事が基本となります。
外用薬と内服薬を併用する事で、更に効果が期待できます。
外用薬
ハイドロキノン
「皮膚の漂白剤」とも呼ばれる美白剤(ハイドロキノン)をお取り扱いしております。
ハイドロキノンは、しみの原因であるメラニン色素の合成を阻止する働きのある美白成分です。
特にしみや、にきび跡・レーザー後の色素沈着等に対して効果が高く非常によく使われています。
院内で調剤した4%と8%のハイドロキノンや、ハイドロキノン含有のドクターズコスメもお取り扱いしております。
稀にハイドロキノンにアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいますので、医師の指導の下で、慎重に経過を見ながらご使用いただきます。妊娠授乳中の方はご使用頂けません。
トレチノイン
皮膚のターンオーバーを促進する効果のある(トレチノイン)をお取り扱いしております。
トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、皮膚のターンオーバーを促し、シミやシワといった肌悩みを改善する効果があります。また、ニキビの治療でも使用されることがあります。
トレチノインの使用中は、赤みや皮剥け乾燥感などの「A反応」と呼ばれる副反応が生じます。医師の指導の下、経過を見ながら慎重にご使用頂きます。妊娠授乳中の方や妊娠希望の方はご使用いただけません。
当院では、濃度0.05%と0.1%の海外製のトレチノインのほかに、ナノトレチノイン(0.05%)という副反応が控えめな国産の製剤もお取り使いしております。
- 併用でさらに効果的に・・・
- ハイドロキノンやトレチノインは単独でも効果がありますが、二つを併用することで高い効果が期待できます。また、外用薬とガウディスキンやゼオスキンなどの高機能化粧品(ドクターズコスメ)を併用したセラピューティックという治療も大変人気があります。